お酒のコラム

お酒に含まれるアルコール量の計算式&お酒の適量について

皆さんはお酒を飲む際に摂取しているアルコール量を意識していますでしょうか?

 

アルコール度数なら確認しているよ!ビールは約5%で日本酒は15%で・・・」といった具合に度数には注意している方は多くても、アルコール量をしっかり把握して飲む方はそこまで多くないと思われます。

 

酒松P
ど~も、酒松です!アルコールの量ってあんまり意識しないですよね?日本人の適量が分かればもっと意識できるかも?

 

今回はお酒に含まれるアルコール量の計算式(とても簡単です)と日本人が1時間に分解できるアルコール量をお伝えします!

 

アルコール量の計算式

相田カシス
どーも!助手のカシスです。早速アルコール量の計算式をお伝えします。

 

飲んだお酒の純アルコール量は次の計算式でおおよそを割り出す事ができます。

 

(飲んだ量 × アルコール度数) ÷100 × 0.8 = 純アルコール量 

 

たったこれだけです!

 

上記の例の通り、日本酒を1合(180ml)飲んで、その度数が15度ならば純アルコール量は21.6gとなります。

 

アルコール分を%表示しているお酒も多いので、飲んだ量 × アルコール分〇% × 0.8でも純アルコール量が分かります。

 

ざっくりで良いので日ごろからアルコール量を計算して飲みすぎない様に心がけたいものです。

 

酒松P
アルコール度数9%のストロング系酎ハイ500mlを飲んだら36gの純アルコール量!なんかヤバそう。

 

お酒の分解能力ってどれくらいなの?

飲みすぎはいカンゾウ・・・

 

相田カシス
純アルコールの量の算出方法はご理解いただけたかと思いますが、日本人のお酒の分解能力がどれくらいか分かりますか?

 

お酒は昔から「酒は百薬の長」と言われています。

 

適量を摂取すれば日々健康に過ごせる薬になりますが、飲みすぎると死亡リスクが高まる毒となります。

 

まさに諸刃の剣ですね。

 

ここからが本題、日本人のお酒の分解能力は体重10kgあたり1時間に約1gとされています。(個人差あり)

 

例えば体重60kgの人なら1時間に6gほどのアルコールを分解するのです。

 

上記のような人がアルコール分9%のストロング系酎ハイ500mlを飲むと、純アルコール量は36gになるので分解に6時間もかかる事になります。

 

酒松P
2本飲んだら分解に12時間もかかるんだね。夜に飲むと朝までアルコールが分解されずに体に残っている可能性もあるんだ...

 

個人差があるのであくまで目安になります。

 

お酒が強い人弱い人、何を一緒に食べたか?高齢か若年か?体の疲れ、病気などさまざまな要因が分解能力に関わってきます。

 

自分はお酒が弱いかも?と思いながらお酒を少なめに飲むのも健康にお酒と付き合うコツかもしれません。

 

1日あたりのお酒の適量は?

ウイスキーって度数キツイですが美味しいですよね!

 

相田カシス
アルコール量の計算方法と分解能力が分かったので後は適量がどれくらいか?ですね!

 

お酒を「百薬の長」にするためには適量を守らなければいけません。

 

お酒に関する様々な文献を読みましたが、多く書かれていたのは【日本酒換算で1日に2合まで】との事でした。

 

公益社団法人アルコール健康医学協会HPにも同様の事が書かれています。

公益社団法人アルコール健康医学協会 (arukenkyo.or.jp)

 

具体的な純アルコール量は書かれていませんが、1日に日本酒なら2合、ビールなら中ビン2本、ワインならグラス2杯などが目安となります。

 

純アルコール量30~40gまでが適量のイメージです。

 

出来ればこれより少ない量の摂取や休肝日の設定、さらには食べながら飲んでお酒の吸収を緩やかにしたりほろ酔いでお酒を終えるなど、飲みすぎない工夫が長くお酒と付き合うカギとなります。

 

酒松P
何事もほどほどが良いですね。肝に銘じます。

 

政府の取り組みについて

国会議事堂

 

依存症などの問題に対処するため、政府は2021年3月26日に「アルコール健康障害対策推進基本計画」を閣議決定しました。

 

アルコール健康障害対策推進基本計画」では商品容器にアルコール度数(%)だけでなく、純アルコール量のグラム表示もするように酒類メーカーに検討を促しています。

 

相田カシス
アサヒグループホールディングスは年内にHPで公開、キリンホールディングスは2024年までに缶で表示を始めます。計算しなくてもすぐにアルコール量が分かって良いですね!

 

基本計画によると、政府は年齢や性別、体質などに応じた「飲酒ガイドライン」も作成し、リスクの周知を呼び掛けるほか、依存症や健康障害だけでなく、飲酒運転などの社会問題も含めて、対策を図ろうとしています。

 

酒松P
これからもお酒と酔いお付き合い(良いお付き合い)を続けたいですね!

 

まとめ

相田カシス
最後に酒松P、まとめて下さい!
酒松P
う~ん、今回のコラム、まとめる必要あるかな?

 

敵を知り己を知れば百戦危うからずという言葉があります。

 

いわずと知れた、兵法で有名な『孫子』の一節です。

 

敵の実力と、自分の実力の両方をきちんと知っていたら、戦において負けることはないという意味ですが、今回のコラム執筆にあたりこの言葉が何度も頭に浮かびました。

 

まずは自分の能力を知る事、そしてお酒についてしっかり学び、対応する事が楽しいお酒ライフを送る秘訣だと思いました。

 

敵を知り・・・とありますが、お酒は敵にも味方にもなります。

 

常に味方になるように適量を守ってお酒と付き合っていきたいと思います。

 

酒松P
最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

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