今回の記事はこのブログの管理人である【酒松プロデューサー】が急性アルコール中毒になった時の実体験をご紹介します。
この記事を読んでお酒の飲み方やお酒を飲む時の体調に気を付けていただければ幸いです。
酒松のプロフィール
・30代後半、4人家族
・お酒大好きで週に5日は何か飲んでる
・のんびりして優しい性格
・大学時代は武道系の部活の主将
・てんびん座のB型
・お酒はそんなに強くないけど弱くもない
てんびん座のB型はさておき、少し私の事を知っていただけたかと思います。
大学時代に急性アルコール中毒になったのですが、若干のエピソードを交えつつアルコール中毒になった時の話をします。
初めてお酒を飲んだ時
あれは大学2年生の秋頃、誕生日を迎え20歳になり、お酒が飲めると浮かれていた頃でした。
私は大学時代に武道系の部活動に参加していました。
かなり硬派な部活で、学ランを来て大学内を闊歩する事も普通にありました。
所属していた部活動は上下関係が非常に厳しく、先輩への返事は常に「押忍」、先輩を学内で見かけたら自分の荷物をその場にぶん投げて「押忍!!!」と叫び、先輩の荷物を持つ為に全力で先輩のもとへダッシュしていました。
先輩の命令は絶対で、服を脱げ!と言われれば服を脱ぎ、酒を飲め!と言われれば飲まないと半殺しにされる空気感でした。
そんな厳しい環境でしたが、先輩にはよくしてもらい、色々な経験をさせてもらいました。
お酒を教わったのも先輩からで、20歳になった時に連れていって貰った焼肉屋が初めてお酒を飲んだ場所でした。
オレンジ色をした酎ハイを飲みました。(この日は急性アル中になってません)
皆さんは初めてお酒を飲んだ日の事を覚えていますか?
私は初めてお酒を飲む時こう思いました。
「自分はお酒が飲める体質なんだろうか?酒づきあいが増える部活だから飲めない体質だと苦労するかも」
とても不安でしたが酎ハイをゴクリと飲むと甘くて美味しくて、アルコールの香りはありましたがすんなり1杯飲み干す事ができました。
気がつくと3杯も飲んでいて、ほろ酔いで焼き肉屋を出ました。
それからは缶ビールや酎ハイを買って部活仲間と飲んだり居酒屋で生ビールジョッキを飲んだりしていたので「自分はお酒が飲めるんだ!」と思っていました。
これが落とし穴でした。
アルコール中毒になった日
武道系の部活は月曜日から土曜日、授業終わりに必ずあり、家に帰る時間は毎日21時を過ぎました。
ランニングや腕立て伏せ、スクワットや腹筋などを行い、技を掛け合うこと約2時間。
自主練習を含めるとトータル3時間もかかっていました。
日々クタクタになりながら生活していましたが、ある日練習終わりに酒の誘いが先輩からありました。
仲良くしていた応援団の先輩(常に学ランで怖い)の家で飲む事になり、同期部員と一緒に部屋に入るとすでに瓶ビールが4〜5本、コタツテーブルの上に置いてありました。
応援団の先輩は「よし、ケツの穴からビールを飲め!」
と怖い顔で脅してきましたが、もぞもぞしていると
「冗談や、普通に飲め」
と言われてビンごと渡されました。
そしてビール中ビンをコップに注ぐ事なく、ビンのまま飲みました。
今から約18年前はイッキ飲みが普通にありました。(真似しない様にしましょう)
空気をよんでイッキ飲みをしようとしたら逆に止められました。
ただ、緊張していたので若干早いペースで中ビン1本を空けました。
普通なら中ビン1本飲んだくらいならほろ酔いになるだけでしたが、その日は違っていました。
「あれ?猛烈に気持ち悪い、体が動かせない…」
ほろ酔いどころか毒を飲んだ様に気持ち悪くなって酔い、体の自由が効かなくなってきました。
応援団の先輩の家で吐くわけにもいかなかったので、少し外の風を浴びてきますと伝えて部屋から出ました。
先輩の部屋はマンションの2階で、私はマンションの1階へ降りた瞬間に倒れました。(マンション前の道路に倒れこみました)
意識はあるのに体が動きませんでした。
ヤバいな…
このまま誰にも気付かれなかったら危ないなと思いましたが、心配してくれた同期部員によってすぐ発見されました。
心配してくれた同期部員が2階から1階を見ると私がまんじの形「卍」で道路に倒れていたので急いで駆けつけてくれて、病院までタクシーで運んでくれました。
(救急車だと事が大きくなるため先輩がタクシーにしたとの事でした。皆さんは救急車を呼びましょうね)
マジ卍という流行語がありましたが、使うとしたら上記のタイミングが最適です。それくらい卍の形だったとの事です。
病院に着くとすぐ車椅子に乗せられ、点滴を何本か打たれました。
そのまま意識を失い、気づいたら朝で、病院のベッドの上でした。
猛烈な頭痛、猛烈な吐き気、そしてまだ体は完全に動かす事が出来ませんでした。
お医者さんには「あなたは急性アルコール中毒です」と言われ、さらに「重症ではなかったですが、もう少し症状が重かったら尿道にカテーテルを通すところでした」と言われました。
私は急性アルコール中毒になったこの一連の流れが信じられませんでした。
20歳になったばかりとはいえ、たった1本のビンビールで急性アルコール中毒になるとは思っていなかったからです。
なぜ急性アルコール中毒になってしまったのか?
自分なりに原因を振り返ると
ポイント
・20歳になったばかりで若かった
・酒を飲み慣れていなかった
・部活動で日々疲れていた
・ビールのペースがやや早かった
などが考えられます。
お酒を飲めるようになりたてで、毎日の練習で体が弱っており、そこに早いペースでビールを飲んでしまった事が原因だと思いました。
先輩に遠慮しておつまみも食べなかったので、すきっ腹にいきなりビールのラッパ飲みとなり、血中アルコール濃度を急激に上げてしまう原因になったかもしれません。
今でこそ知識がついたのでお酒を飲む時は体調を気遣ってゆっくりと飲んだり、何かを食べながら飲んだりしていますが、当時は無知でしたのでやはりお酒の知識は付けるべきだと思いました。
後日、病院に入院した私を心配して他の部の先輩がお見舞いに来てくれました。
動けない私をくすぐり、マイクのおもちゃで長い時間股間を突き、それはもう地獄でした。これもトラウマです。
最後に・・・
急性アルコール中毒はいつ発生するか分かりません。
無理して大量にお酒を飲むと急性アルコール中毒になりますが、私みたいに瓶ビールたった1本でなる場合もあります。
気を付けるべきは自分の体調を把握し、適量のお酒に留める事です。
飲みの席はとても楽しく、歯止めが効かなくなる事もあるかと思いますが無理をせず、お酒はほどほどにしましょう。
多く飲んでしまった場合は水やお茶をたっぷり飲んで濃度を薄めましょう。
それでは体調に気を付けて良い酒ライフをお送り下さい!